名大生が語る、受験勉強のアレコレ!

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真面目に授業型「アリー」& 参考書で完全自学自習型「シン」の名大生二人組が、受験勉強についてアレコレ語るブログ

参考書ってたくさんやった方がいいの?!名大生二人が答えてみた!

みなさん、こんにちは!
このブログでは、現役名大生の2人がいろいろな勉強法について「これって本当に良いの?」「私はこうしていた!」というようにアレコレ言いつつ紹介していきます!
2人の詳しい自己紹介はこちらからご覧ください。
自己紹介

今回のテーマは「参考書」についてです!
友達や同級生が自分の知らない参考書を使っているのを見ると、少し焦りを感じてしまったりしますよね。
でも、参考書って種類がたくさんあるし、自分は何をどうすればいいのかわからず…なんて人も多いはず。
この記事では、私たちが取り組むべき参考書の量について解説していきます!

 

1.レベル別で一冊ずつに絞って完成度を高めるべし!(Sさんの場合)

 

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アリー

参考書ってたくさんやらないといけないの?

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シン

たくさんやる必要はないと思う。

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アリー

どうして?

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シン

いっぱいいろんな参考書に手を出すよりも、クオリティの高い参考書一冊を完璧にする方が効率いいからね。例えば、英文法の参考書だと「Next Stage」と「Vintage」の両方に手を出すよりも、片方に集中して完璧にした方がいいっていう考えだよ。

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アリー

でも、「Next Stage」と「Vintage」の中の問題は一緒じゃないよね?

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シン

問題が違っても、問われている根本は基本的に一緒だと思うよ。だから、片方が完璧にできていたらもう片方を解いてもほぼ全問正解できるはずだし、それくらいの完成度を一冊一冊に求めることが大事だよ。それができないってことは、参考書の解答を丸暗記してるって言っても大げさじゃないと思う。

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アリー

じゃあ、受験において参考書って具体的に何冊くらいやらないといけないの?

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シン

参考書のレベルって大きく分けて、基礎・標準・応用の三段階に分かれると思う。志望校と教科にもよるけど、その各レベルで有名な参考書を一冊ずつやれば基本的には大丈夫かな。例えば旧帝大早慶志望の数学だったら、基礎は「青チャート」、標準は「一対一対応の演習」、応用は「スタンダード演習」、みたいな感じで。それらを丸暗記せず完璧にできれば、あとは志望校の過去問に十分取り組めると思うよ。標準国公立やMARCH、関関同立レベルが志望なら標準までやれば十分だし、それ以外の私立は基礎で問題ないよ。

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アリー

なるほど。あ、参考書って学校でも買わされたりするよね?それはどうしてたの?

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シン

基本は、受験勉強としてカウントしてないね。ただ、学校の定期テストや課題になってどうしてもやらないといけないときってあるよね?そんなときは、自分が選んだ参考書の完成度を確認する手段として活用していたよ。さっき、参考書一冊一冊の完成度を高めるべきって話したけど、それを確認する方法として確実なのは「別の参考書を解いてみる」ことだと思うんだ。俺の場合、①自分が選んだ参考書をメインに勉強する、②学校で買わされた参考書を定期テスト直前に一周解いて完成度を確認する、③その中で不足していた内容を定期テストまでに自分が選んだ参考書で完璧にする、っていう流れで活用していたよ。注意すべきなのは、「完璧にするのはあくまで自分が選んだ参考書であって、学校で買わされた参考書は完成度を確認するための教材だ」っていうことだね。

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アリー

じゃあ、やっぱりたくさんやるよりも、自分が選んだ一冊に絞って完璧にすることの方が大事なんだね。例えば、自分の苦手な分野とかを勉強するために、同じレベルの新しい参考書を買って手を出すってのはどう思う?

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シン

うーん。別に買ってもいいけど、それで苦手が克服できるのか疑問ではあるかな。単純に演習量が足りないことが原因で苦手ならそれでいいかもしれないし、数学の確率や整数みたいに特に理解しにくい分野でそれ専用の参考書をやるっていうのはありだと思う。ただ、そうじゃないなら他の参考書をやったところであんまり期待できない気がするし、時間の無駄になるかもしれないかな。

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アリー

じゃあ、どうすればいいと思う?

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シン

同じレベルじゃなく、もっとレベルを落とした参考書に取り組むべきだね。これはクオリティが低いものって意味ではなく、めちゃくちゃ簡単でわかりやすい講義系の参考書なら理解の手助けになるかもしれないってことね。数学ならマセマの「初めからはじめる数学」とか、理科なら「宇宙一わかりやすい高校〇〇」とか。苦手なのはそれより簡単なレベルの完成度が低いってことが原因だと思うから、変なプライド持って同じレベルの参考書を転々とするのはやめた方がいいかな。

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アリー

なるほど。苦手があればもっと簡単なレベルに戻らないといけないんだね。

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シン

うん。あと、参考書はできてるけど初見の問題が解けないっていう状況なら、原因は参考書じゃなくて、単純に勉強方法の質が悪いことだと思う。解答を丸暗記するんじゃなくて、解法のエッセンスを身につけるような勉強をしないとね。

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アリー

そうだね。じゃあ、仮に応用レベルの参考書も完璧にできたってなったら、演習として別の参考書をやってもいい?

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シン

応用レベルを完璧にできたなら、志望校の過去問やればいいと思うよ。それで自分の力が過去問に通用するのかを確認すればいいんじゃないかな。もし通用しないなら、完璧だと思ってるだけで実はできてないんだと思うよ。

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アリー

どの参考書がどのレベルに当たるのかとか、この志望校にはどのレベルまで必要なのかとかは、どうやってわかるの?

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シン

今時ネットで調べればいくらでも出てくるし、参考書に詳しい先生とかに聞いてもいいんじゃないかな。もちろん、コメント欄・Twitter・質問箱とかで俺(シン)に聞いてもらってもいいよ。

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アリー

コメントは下の方に、Twitterや質問箱は記事最後にURLがあるので、ぜひどうぞ!

2.取り組む教材の数はできるだけ少なくしよう!(Aさんの場合)

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シン

参考書ってどれだけ持ってた?

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アリー

自分で買ったのは一冊だけだよ。

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シン

え?! じゃあ、受験期に一体何を使って勉強してたの?

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アリー

学校で買わされた参考書がメインだったよ。塾のテキストもあったけど、それは塾の授業で扱う部分をやるだけだったなぁ。やる教材の数はなるべく少ない方が、シンが言ってたように効率いいと思うし、何より気持ち的に楽なのが良い!

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シン

理由には納得いくけど、それでも学校で買わされた参考書だけだと不安にならなかったの?自分の志望校のレベルに事足りるのかなとか…。

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アリー

学校で買う参考書って、大きく分けて2つのレベルに分けられると思うんだ。一つは、1-2年生の間に定期テストや課題に利用されるような参考書。もう一つは、3年生の時に使う受験対策用の参考書。その後者をちゃんとやれば問題ないって思ってたよ。

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シン

なるほど。でも、やっぱり志望校のレベルによっては事足りないケースもあると思うんだけど。

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アリー

その場合は、その参考書で志望校のレベルに到達できるのかを確認することから始めるべきじゃないかな。学校の先生に聞いてもいいし、ネットで調べてもいいし。ただ、そのときに「やる教材の数をなるべく少なくすること」をやっぱり意識して欲しいな。

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シン

教材の数を絞るよう意識することは俺も大事だと思う。ただ、志望校に足りないレベルの参考書で済ませてもいいっていう意味じゃないことは、みんなに伝えたいね。

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アリー

そうだね。

3.まとめ

○レベル別で一冊ずつに絞って完成度を高めるべし! ・参考書はたくさんやる必要はなく、レベルごとに一冊ずつ完璧にすることが大事。
・完璧の基準は別の問題集や初見の問題でもしっかり解けるようになるまで、だということに要注意。
○取り組む教材の数はできるだけ少なくしよう! ・参考書は学校で買ったものに極力絞ることで、取り組む教材の数をできるだけ少なくすることが大事。
・そのためには、どのレベルまでの参考書が志望校に必要なのかをまず確認した方がいい。

 

勉強の軸が自学自習でも学校の授業でも、たくさんの参考書に手を出さずに絞って完璧にしていくことが大事なようですね。
自分に合っていると思う方法があれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!